潜水艦を追跡するロボット艦船『シーハンター』がテストを開始

投稿日: カテゴリー

アメリカ海軍は潜水艦探知能力を向上させるために開発をすすめていた無人艦船『シーハンター』の実地テストを開始したそうです。無人かつ遠隔操作が不要なロボット艦船の登場です。

潜水艦を自動追跡する無人のロボット艦“シーハンター”の命名式が、母港となるオレゴン州ポートランドの港で行われた。
米国防高等研究開発局(DARPA)によって開発された。全長40m、ディーゼルエンジンで航行、無人化により要員の生命維持設備とスペースが不要になり、最大90日の連続航行が可能になった。産経ニュース

潜水艦を自動追跡、海洋の“ドローン”まもなく実験開始へ –

洋上進出と軍備増強への不安

ロシアと中国の海洋進出と軍備増強が年々拡大していることがニュースで伝えられ、日本の領海侵犯や近海を艦船が通過することも日常のこととなっています。

洋上の目に見える範囲でさえ日本列島に近づく艦船があるのですから、目に見えない海中では、どんなことが起こっているやら。

無人戦用兵器の開発が進む

米軍としてもロシアや中国の潜水艦の行動を把握することは重要な任務です。

そういえば、アメリカとロシアの原潜の戦いを描いたトム・クランシーの『レッドオクトーバーを追え』という小説もありましたね。

小説の舞台は、原潜同士が息を潜めて相手を監視し合っている深海でした。

実際、何隻もの潜水艦を監視するために十分な数の艦船を運行することは非常にコストがかかるわけです。

そこで2010年に潜水艦探知の無人化・ロボット化の開発がスタート。
今回『シーハンター』と命名され、いよいよ洋上試験の段階に入り、2年間の試験を終えて安全が確認されれば米軍第七艦隊に配備されるということです。

『シーハンター』性能

  • 全長 42メートル
  • 速度 時速50キロメートル
  • エンジン ディーゼル機関
  • 武器搭載 可能性あり
  • 運行システム 無人かつ遠隔操作なし
  • 連続航行 3か月

民生技術へ転用されば利用価値がある

折りしも民間ではグーグルの自動運転車がテストされています。
今話題のドローンも軍事目的で開発されたわけです。

『シーハンター』が運用されるようになれば、民間の船舶のロボット化も一気に進むかも知れませんね。

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